梅雨明けはいつ?7月に売れる商品は?|トレンド予報6月
本格梅雨明け!今年の7月は前年より「暑い」夏が「早く」到来!
6月は梅雨前線による雨が続かず晴れた日が多かった一方で、上空の寒気によるにわか雨や雷雨も多く、消費者の体感気温は蒸し暑い日と肌寒い日が交互に襲ってくる目まぐるしい6月となったのではないでしょうか。
さて、7月は特に「梅雨明け」が気になるところだと思います。
今年は長梅雨や低温となった前年、前々年の7月と比較すると梅雨明けが早く、暑さの到来も早くなりそうです。
7月の気温上昇期、欠品注意する品は…飲料・アイス・おおば、パプリカ⁉
日本気象協会では、全国の小売事業者のPOSビッグデータ※を活用し、天気×商品の売り上げを予測する指数情報「売りドキ!予報」を開発、提供しています。食品スーパーなどの小売り事業社で取り扱う、代表的な660のカテゴリについて、暑くなる7月に特に需要変動が大きなカテゴリを分析してみました。
やはり夏の暑い日に売上が伸びるのは、定番の飲料、氷、虫ケア用品などです。
一方、特に青果で注目したいのは、おおば、万能ねぎなどの薬味系野菜です。うどん・そばも需要が伸びることから、家庭では梅雨明けとともに薬味をたっぷり乗せた麺類を食べていることが予想されます。パプリカ、セロリ、おくらなども暑い日ほど売れています。暑い時期は火を使わない調理が好まれるとのことで、サラダ向け野菜が人気となる様です。
7月、梅雨明けとともに「麺類・サラダ前線」到来
今後の梅雨明けは、早ければ西日本で7月前半にも、東日本や東北では7月中旬から下旬にかけてとなる見込みです。暑さの到来とともに、消費者が好む食品の好みはガラリと変化します。特に生鮮や総菜を扱う小売り店の皆様には、梅雨明け後の本格的な夏スタートと共に、「夏の麺類・サラダ前線」に備えご準備を頂けたらと思います。
例)「売りドキ!予報」より、福岡と東京の「おおば」12週需要予測指数を比較。
福岡は例年通り、東京では6月下旬~7月上旬まで「おおば」の需要は例年より高い。
売りドキ!予報サービス紹介へ
https://ecologi-jwa.jp/service/retail/
※売りドキ!指数は、True Data によるスーパーマーケット、ドラッグストアにおける統計化したカテゴリ別の購買データを使用しています。
※提供する660のカテゴリは、True Dataが独自に分類したカテゴリです。(一部精肉カテゴリは日本気象協会にて分類)
※True Dataでは、統計的な処理を行っており、店舗を特定できる情報は一切公開していません。